全司法新聞 2014年7月5日号(2198号) |
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「全司法大運動」衆参両院で国会請願採択! 32名の紹介議員
2013年度の「全司法大運動」は、5月23日に行った国会議員(法務委員等)要請行動を受けて、衆参の国会議員あわせえて32名に紹介議員になっていただきました。請願は第186通常国会の会期末である6月20日に、昨年度に引き続き衆参両院の本会議において全会一致で採択されました。国会での請願採択を得たのは、今回で18回目となります。
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実態もとに「活かせる回答」引き出す 諸要求貫徹闘争・最高裁交渉結果
全司法本部は6月16〜19日、最高裁と諸要求貫徹闘争まとめの交渉を実施しました。増員・昇格で「最大限努力」姿勢を示させるとともに、「職場で活用できる回答」や全司法の問題意識をふまえた検討姿勢を数多く引き出しました。
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今後につながる検討姿勢 全司法の問題意識を受け止め 最高裁人事局長交渉
全司法本部は6月17日、安浪人事局長と交渉を実施しました。交渉では人員確保と級別定数改定で最大限努力の回答を引き出すとともに、超過勤務縮減や人事評価制度など、全司法の問題意識を受け止め、多くの課題で今後につながる検討姿勢を引き出すことができました。
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事務総長交渉回答要旨
「国民のための裁判所」実現
国民の裁判所への期待が高まり、裁判所が処理すべき事件は複雑・困難化するとともに、高い専門性も求められるなか、「国民の期待に応え、信頼を得られるよう、引き続き、人的・物的な面を含めた態勢の充実強化にむけて努力したい」と回答しました。また、「次年度の増員をめぐる財政当局との折衝は、これまでにない極めて厳しいものになる」という認識を示しつつ、「要求にあたっては、家裁や支部・簡裁、検審を含めた職場並びに職員団体の要望等を十分に踏まえた上」「必要な人員の確保にむけて最大限の努力」をするとの前向きな姿勢を示しました。
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最高裁3局(総務・人事・経理)、1課(情報政策課)と交渉
人事局交渉
「取組事例集」活用を周知
超過勤務縮減のための対策では、「一昨年9月に改訂し、下級裁に送付している『超過勤務縮減のための取組事例集(四訂版)』については、下級裁において管理職員に周知するほか、各職場におけるミーティングや研修等の題材として利用するなどして、各庁の実情に応じた超過勤務縮減にとりくんでいるものと認識しており、高裁との間で活用事例等の情報を交換し、共有をはかったところである」と回答。また、「これまでも説明しているとおり、サービス残業や持ち帰り仕事については、あってはならないし、そのようなことがないよう、超過勤務については的確かつ遅滞なく把握するよう今後も管理職員に対する指導を徹底していきたい」と回答しました。
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集めよう全国の意見を、声を、アイデアを! 近づく第71回定期大会・活発な討議で実り多い大会に
全司法は、7月21日から23日まで、静岡県伊東市「ホテル聚楽」において第71回定期大会を開催し、向こう1年間の運動方針と財政方針を決定します。
国家公務員を取り巻く情勢は依然厳しい状況がありますが、「給与制度の総合的見直し」を阻止し賃金改善を実現するとともに、一方的な定員削減阻止、健康で安心して働ける職場環境の実現などに向けたとりくみが重要となっています。
裁判所においても、職場が繁忙となっている中、増員や超勤縮減、健康管理等は待ったなしの課題です。職場諸要求実現と組織の強化・拡大をはかるため、大会にむけて、職場・機関からの運動方針案の積極的な討議を呼びかけます。
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青年協第4回常任委員会 時期方針案決定、友好祭典スケジュール確定
新採に再度の呼びかけ
青年協は、6月7〜9日にかけて第4回常任委員会を開催し、次年度運動方針案の討議、4月期新規採用者の加入状況把握などを行うとともに、諸要求貫徹闘争期における青年協の統一要求を確立し、「全国青年友好祭典2014」にむけた準備も行いました。
次年度運動方針案は、引き続き、組織の強化・拡大と職場諸要求の実現を二本柱に活動し、様々なとりくみを通じて横のつながりを強めていくことを目指します。
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