「国民がより利用しやすい司法の実現のため、裁判所の増員と施設の充実を求める国会請願署名」について
私たちは、国民がより利用しやすい裁判所の実現を目指し、「国民がより利用しやすい司法の実現のために裁判所の人的・物的充実を求める請願署名」行動(通称:全司法大運動)を過去16年にわたってとりくんできました。
いま、国民の権利意識の高まりなどで、さまざまな法的紛争が増加し、事件も複雑・困難なものとなっています。その公正・迅速な解決のために、裁判所が果たすべき職責は年々大きくなっています。しかし、裁判所の現状は、その期待に十全に応えられるものとなっていません。
こうした声のもと、これまで裁判所では様々な改革がすすめられてきました。そして、2009年5月からは国民が直接刑事裁判に関わる制度として、裁判員裁判が始まりました。当初の調査では、多くの国民が参加したくないと考えていた制度ですが、参加した方達のアンケートの結果では、99%もの方が、よい経験と感じたと答えています。今後はよりよい制度として定着させるためにも、裁判所の人的・物的充実はかかせません。
そのためにも、国家予算全体のわずか0.4%弱という、極めて限られた裁判所予算を拡充し、人的・物的両面を充実させる必要があります。その両者が一体のものとして実現したときに、国民の期待にしっかりと対応でき、きめ細かな司法サービスの提供が可能となり、国民のための裁判所の実現に向けた展望が開かれるものと考えています。
私たちは、真に国民のためになる司法制度改革を大胆に推進していくために、引き続き努力していく決意ですが、当面する重点的な課題として、裁判所予算の増額による人的・物的充実が必要であると考え、『全司法大運動』署名にみなさんのご協力をいただきたく、心よりお願い申し上げる次第です。