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「社会的な存在」であることを踏まえ、丁寧に対話しながら
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| 開会あいさつをする中矢委員長 |
特別国会を振り返ると、大きな論点を含み、国民の中で意見が分かれる法案や政府方針がこれまでにないスピードで成立しています。高市首相は1月の衆議院解散にあたって「国論を二分するような大胆な政策、改革にも、批判を恐れることなく果敢に挑戦していく」と述べていましたが、「国論を二分する」というのは反対の人が数多くいて、理由もそれなりにあるということです。白紙委任を得たかのようにふるまうことは許されないし、むしろ、選挙で国民の負託を受けたからこそ、多様な国民の声を聴き、国民のために政治を行う責任が政権を行使する者には求められます。
「政治に関わりたくなくても、政治は私たちに関わってきて、そこから逃げるわけにはいかない」と言われます。社会的な存在である労働組合の運動なら、なおさらです。手段や方法については組合員一人ひとり様々な意見や考え方があると思いますが「戦争がなく平和で、組合員とその家族が安心して働き、きちんと生活できるようにすること」を出発点に、対話をすすめる中で、全司法がどのようにとりくんでいくのか、みなさんと一緒に丁寧に考えていきたいと思います。
全司法が裁判所で果たすべき役割発揮のためにも組織拡大を
4月の改正民法をはじめ、様々な法改正や制度改正が行われてきましたが、裁判所に求められる役割はますます大きくなっています。5月には民事訴訟デジタル化のフェーズ3が始まりましたが、デジタル化はさらに進んでいきます。また、前回の大量採用期に採用された職員が定年を迎えるもとで、多くの新採用職員が入ってきています。裁判所はまさに「変革期」にありますが、最高裁をはじめとした裁判所当局の施策は「思考停止」状態にあるかのように、従来の対応の延長でしか考えられておらず、職場実態からも社会の動きからもズレていると私には感じられますが、みなさんはどうでしょうか?
社会の動きをきちんと反映させ、職場実態を踏まえた施策を推進させるためには、全司法が積極的に発言し、意見反映を図ることが重要です。そのためにこそ、私は全司法を強く大きくする必要があると考えますし、組合員を増やすことが絶対に必要だと考えています。
そのカギは「全司法をみんなで一緒に活動する組織にしていくこと」です。「変革期」を乗り切る組織と運動をみなさんと一緒に作っていきたいと思います。
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