3月5日、全労連・国民春闘共闘委員会等による「26春闘勝利!3・5中央行動」が実施されました。全司法は全国上京団で結集し、21名が参加しました。また、国公労連は6日に「公務・公共サービスの拡充を求める請願署名」の議員要請行動にとりくみ、ブロック・県国公から10名の全司法役員が参加しました。
最高裁は1月30日、全司法本部に対し、刑事事件のデジタル化(2027年3月までに一部運用開始)後できるだけ早い段階で、時間外(平日夜間・土日休日)に全国各地の警察からオンラインで請求される一般令状(逮捕状・捜索差押許可状等)を東京と大阪の2拠点で集約処理することをめざす」ことを明らかにしました。 これは、全司法が2005年から一貫して要求してきた「令状センター構想」の実現に向けた大きな前進であり、年々重くなる宿日直の負担を訴え続けてきた全司法の主張が最高裁を動かした成果です。 全司法は、この最高裁の説明を受けて、地連・支部からの意見集約を行い、3月6日付で意見書を提出しました。その主な内容は次のとおりです。 【意見書のポイント】 宿日直・連絡員体制の廃止 時間外(平日夜間・休日) の一般令状事務の集約後は、現在各庁で実施されている宿日直体制による令状処理態勢はすべて廃止すること。また、休日や祝日も含め、行政直はすべて廃止することを求めました。あわせて、管内支部等の連絡員体制は、事実上の待機義務を伴い、勤務間インターバルの確保や通勤上の問題など、多くの困難を抱えていることから、刑事事件のデジタル化後は速やかに廃止することを求めています。 休日の勾留処理 休日の勾留処理は、日直体制ではなく、書記官が通常勤務として休日出勤(代休または超過勤務)で対応することを全国一律の運用とすることを求めています。 令状センターの設置・人員 集約拠点は東京の1か所とし、人員は各庁からの人員シフトではなく、純増で対応すること。24時間の交代制勤務となることを踏まえ、職員の健康保持・ワークライフバランスの実現、勤務間インターバルの確保、各種休暇制度や両立支援制度等の権利行使などを保障する方策など、労働条件面の整理を速やかに行うことを求めました。また、仮眠室・休養室・食堂など職員の健康に配慮した庁舎設備の整備を求めています。 新システム(Linkage)について 使い勝手が良く過誤の生じにくいシステムの開発と、24時間365日対応の保守体制を求めました。 諸要求貫徹闘争の最高裁交渉が重要に 最高裁の説明はいまだ抽象的な段階にとどまっており、今後の具体的な制度設計に全司法の意見を反映させることがいっそう重要となります。当面、5?6月の諸要求貫徹闘争の中で要求実現を強く求めていきます。
全司法本部は、賃金・昇格をはじめ、共同親権制度やデジタル化といった法施行等への対応、勤務時間管理、給与等支給認定事務の集約などの当面する課題で、3月3日にd松人事局総務課長と、同9日に板津人事局長と交渉を行いました。
友好祭典に向けて、着々と準備中! 3月1日から2日にかけて、第3回青年協常任委員会と最高裁交渉を実施しました。常任委員会では、秋の取り組みの総括と8月30日から31日に開催する「全国青年友好祭典in岐阜」に向けた準備を進めました。友好祭典に向けては特別チームを設置し、チーム対抗レク、鵜飼、金華山観光など、全国の青年が楽しめる企画づくりを進めています。 今回の常任委員会では、友好祭典に向けた物販のとりくみの一つとして、各常任委員が自分のおすすめする物販商品を紹介する動画を撮影しました。後日、これらの動画をTUNAGに掲載する予定です。どの商品を購入するかの参考にしていただきながら、ぜひ物販にも注目してください。青年協では、常任委員を中心にレク企画や物販などの取り組みを進めながら、全国青年友好祭典in岐阜の成功に向けて、残り半年、機運を高めていきます。
計画の方向性は評価しつつ、実効性ある内容への見直しを強く求める 最高裁は2月13日、「裁判所における女性職員活躍と職員のワーク・ライフ・バランス推進のための取組計画(案)」を示しました。全司法はこれを受け、各職場の実態を踏まえた意見を取りまとめ、最高裁に提出しました。 計画の変更点と全司法の評価 今回の計画案は、現行計画の「育児や介護を担う男女を含む組織全員の力を最大限発揮」という考え方を「性別や家庭事情の有無に関わらず組織全員の力を最大限発揮」へと改め、計画名称も変更されました。全司法が求めてきた「男女全ての職員がワーク・ライフ・バランスを実現できる職場環境」という方向性に合致するものとして、この変更を評価します。ただし、日本社会では依然として育児・介護等の家庭責任が女性に偏っている実態があることから、女性職員が活躍できる環境整備のとりくみも引き続き重視するよう求めています。 【主な意見の内容】 〔採用〕地元志向の強まりを踏まえ、全国異動を前提とした採用だけでなく、地元及びその周辺での異動を前提とした採用の検討を計画に明記することを求めました。 〔登用〕数値目標については、2025年度の現状(係長相当職51・9%、課長補佐相当職35・5%、課長相当職22・3%、指定職相当16・0%)と比べて「5年間の目標」としては低すぎるとして、職員構成に見合った目標への引き上げを要求しました。また、育児時間取得(超過勤務制限中)の職員に職務経験を積ませるとの記載が「独り歩き」し、母性保護や育児配慮の後退につながることへの懸念を表明し、記載内容の修正を求めました。 〔働き方改革〕最も重要な指摘がこの分野です。管理職員による勤務時間の客観的把握(自己申告のみに頼らない現認等の実施)を計画に明記するよう求めました。超過勤務命令の上限規制が導入される一方、適切な勤務時間管理が不十分なため「サービス残業」が常態化している職場実態があります。抽象的な「メッセージ」ではなく、合理化・効率化の具体的な方策と、業務に見合った人員確保を計画に明記することが不可欠です。 〔育児・介護〕育児休業取得者の「代替要員確保」を最優先に位置づけるよう求めました。計画案では「代替要員確保」の表現が後退しており、周囲の職員の負担でやりくりしている現状を追認することになりかねないとして、強く是正を求めています。 〔ハラスメント対策〕新設項目であり、意識啓発や相談体制の整備など具体的な施策の明記を求めるとともに、カスタマーハラスメント対策の推進も盛り込むよう要求しました。 〔女性の健康〕生理休暇・更年期障害など職場でのヘルスリテラシー向上のための具体的なとりくみを計画に記載するよう求めました。 計画は「策定して終わり」では意味がありません。実効性ある内容とし、確実に実施させるため、全司法は引き続き最高裁との意見交換を重ね、組合員の声を届けていきます。