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青年協交渉(11月7日) |
青年協は、11月5日に総研生との意見交換会、6日〜7日に第2回常任委員会と引き続く最高裁交渉を行いました。交渉には常任委員・オブザーバーの計9名が出席し、常任委員会で確立した統一要求書及び異動要求書に基づき、青年の厳しい生活実態や職場の実情、意見交換会で把握した書記官養成課程の研修生の実態等を訴え、当局を追及しました。
青年組織の実態把握の強化「暮らしむきアンケート」実施を確認
第2回常任委員会では、第26回定期総会で確立した運動方針に基づき、通年的なとりくみや各闘争期でのとりくみを討議して具体化をはかったほか、2018年開催予定の友好祭典に向けて、今年度中に開催候補地を決定することを確認しました。
また、各級青年機関の活動や実態の報告を行ったほか、秋季年末闘争期における全司法青年協統一要求書及び異動要求書の確立などを行いました。
運動方針の具体化にあたっては、青年部員数・加入率等に関する調査について、10月及び5月を強化月間とし、新体制確立期及び4月新採用職員対策期の青年部組織の実態把握を強化すること、青年が自分たちの要求実現のために、また、自信をもって活動していくためにどのようなことを学ぶ必要があるかを青年協として改めて考えるため、全国の青年の意向や学習活動等の情報収集を行うことなどを確認しました。加えて、春闘期の交渉にむけて「青年の暮らしむきアンケート」を実施することも確認しました。
CE口述試験日程の事前周知について検討をすすめる
常任委員会後には、最高裁春名人事局総務課長との交渉を実施しました。賃金、諸手当、異動及び書記官試験など、青年層にとって重点となる課題について当局を追及するとともに、各地の常任委員・オブザーバーから青年の生活実態や職場の実情等を直接訴え、その改善を求めました。
当局からは、ほぼすべての項目で従前の回答を維持し、今後も私たちの要望・要求について誠実に対応する旨の回答がありました。また、書記官試験について、「口述試験及び合格発表の日程を事前に周知すること」を要求したところ、最高裁から「CEの口述試験についても、CA試験と同様、あらかじめ日程を示せないか検討したい」旨の回答がありました。書記官試験については、試験制度全般に渡って、青年の要求が強いところです。今回、最高裁が一定の前進回答をしたのは、私たちの強い要求を最高裁が受け止めたものです。
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総研生との意見交換会(11月5日) |
総合研修所の実態交渉を受けて調査
また、交渉では、総研生との意見交換会及び事前アンケートで集約した書記官養成課程研修生の意見も当局に伝えました。寮及び研修棟の設備・備品・環境の整備のほか、研修生と総合研修所の間で必ずしも十分な信頼関係が成り立っていないこと、忌引きなどの特別休暇が申請し辛く、申請しても取得日数が制限されるなど、あまりにも不当と思われる実態を最高裁に伝えました。この交渉を受けて、最高裁は総研の実態について調査し、改めて青年協に回答することになっています。
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