前回に引き続き、本部役員の地連大会報告です。後半は北海道(8/20)、東北(8/20)、中部(8/20〜21)、中国(8/20〜21)の4地連の大会です。
憲法・平和と要求との関連性を説明して
阿部 東北地連では、憲法や平和を守るとりくみについて政治課題だと捉えて消極的な姿勢を見せる組合員もいる中で、どうしたらたら結集してもらえるかという悩みが出されました。これに対して、ベテランの代議員が「職場の要求を前進させるためには、課題によっては政治に訴えていくことが必要で、私たちの要求との関連性を説明して理解を求めていくとが必要」と発言したのが印象的でした。
宿日直の割当てが切実な問題に
長岡 北海道地連では職場の要求を効果的に実現していく観点から、「3つの矢」として、(1)秋闘期における所属長交渉の実践、(2)異動要求サイクルの確立、(3)昇格闘争の再構築が提起され、大会で確認されました。
田中 中部地連でも、当局の実務サイクルにあわせて諸要求実現のとりくみをすすめる観点から、地連・支部が重点的にとりくむ秋季年末闘争期の交渉について、効果的な時期に配置する工夫が必要になっているとの発言がありました。
中矢 中国地連では、米子支部の日直の割当について鳥取支部が発言したのをきっかけに、各支部の宿日直の実態が出し合われました。女性職員の増加と人事院規則にもとづく「月5回までの制限」の影響で、いずれの庁でも宿日直の割当てが切実な問題になっています。
田中 石川支部からも日直の割当てについて、アンケートを実施して当局と対応したとの発言がありました。また、当局の提案が「一週間後に回答を求める」というタイトなスケジュールであったため、それについては抗議したそうです。
コミュニケーションを重視した活動を
田中 石川支部では、中高年対策として意見交換会を実施したとの報告がありました。予想よりも参加者が多く、議論もとぎれることなく行われ、ベテラン層からは若手と関わりを持ちたいという要望が多かったとのことです。
中矢 広島支部からは女性が集まる機会を作ろうと、昼食会をやったとの発言がありました。「誰が組合員か分かって、今後、仕事のことでも相談できそう」等と参加者からは好評だったとのことで、地連は総括答弁の中で「今、職場の中でコミュニケーションが減っている。労働組合の活動でコミュニケーションを重視したい」としていました。
長岡 北海道では青年をフロントにしたとりくみや、支部のガイダンスと地連の歓迎会が連携的に行われたことが結果に結びついていることなどが報告されました。
中矢 中国地連は、青年部長会議や組織部長会議で「早期加入」の方針を徹底して意思統一することで、新採用は8割以上、昨年は100%加入が達成できたと総括し、引き続きこの方針でとりくむとのまとめがされていました。
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