「がんばっていこう」と決意固める機会に 10月5日から三週に分けて地連別に開催した全国書記長会議が終了しました。 本部からは、この秋のとりくみについて、(1)大きな情勢を掴み、その中で運動を考えること、(2)職場実態に根ざした要求を組織し、全ての機関で交渉を実施すること、(3)新しく選出された執行部が早期に活動し、組織強化・拡大につなげることを柱に報告を行いました。また、1月の中央委員会で確立する「全司法組織強化・拡大プロジェクト(案)」の趣旨を説明し、各機関での討議と具体化を呼びかけました。 会議は、地連ごとの課題も交えながら議論が深められ、機関の要となる地連・支部の書記長が「これから1年がんばっていこう」という決意を固める機会となりました。 「底上げ」をはかりつつ、前進の芽を伸ばす 今回の会議では、全国共通の特徴を見ることができました。 第一に、全国で20〜30歳台の書記長が数多く選出されるなど、若い人たちの中に運動の芽が生まれていることがあげられます。これを伸ばすことで、全司法の運動と組織が困難を乗り越えて前進していく可能性があり、ベテランを含む全ての組合員が若いリーダーたちを全力で支える態勢を作っていく必要があります。 第二に、様々な困難を抱える高裁所在地の支部に、運動と組織の見直しも含めた「立て直し」の機運が生まれていることです。高裁所在地の組織が強くなることは、地連全体、さらに全国的に大きなプラスの影響をもたらします。地連との連携も含め、特に重点を置くべき課題です。 第三に、着実に運動を継続できている支部や新たな前進の芽が出てきた支部と、引き続き困難を抱える支部とのバラツキが大きくなっていることです。とりわけ、後者について、それぞれの実情をふまえながら、本部・地連が様々な形で援助し、運動の底上げをはかっていく必要があります。