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全司法新聞
 
全司法への加入を呼びかけます
 
 4月に入所された新採用職員のみなさん、仕事や職場にはもう慣れましたか?職場には頼りになる心強い先輩たちが大勢いますので、困ったときには遠慮無く相談してくださいね。
 ところでみなさんは、「全司法(ゼンシホウ)」労働組合の先輩組合員たちから、歓迎会や説明会に誘われたことを覚えていらっしゃいますか?すでに加入いただいた新採用のみなさんもたくさんいらっしゃいますが、あらためて4月に採用された新採用職員のみなさんに「全司法」の魅力について語りかけたいと思います。

裁判所は働きやすい職場?

 裁判所の職場はみなさんの目にはどのように映っているでしょうか?新採用職員といえども1人の社会人として尊重され、働きやすい職場だと感じられていますか?
 実は、今の職場環境が作られてきたのは、全司法の存在があったからといっても過言ではありません。全司法は、これまで長年にわたり、異動や昇格など個々の要求はもちろん、働きやすい職場環境や労働条件の改善、裁判所を利用する国民の目線に立った人的・物的充実にむけて、職場の要求をまとめ、交渉等で当局へ改善を求めてきました。
 信じられないかも知れませんが、かつては裁判所も、前近代的で封建的な制度や慣習が残っていました。例えば、青年が当然のようにお茶汲み、弁当の注文やタバコの買い出し、時には半強制的に引っ越しの手伝いに行かされたりと、本来の職務にはない私用・雑用に使われていた時代もありました。全司法が改善を求めてきた結果、今ではそのようなことは無くなっています。
 また、入所してから段階を追った事務官の研修制度も、全司法の要求により作られました(その前は、仕事は「見て覚えろ」の時代でした(笑))。

現状で満足?

 全司法の存在があったからこそ、今の職場環境は築かれているわけですが、職場を見渡せば改善すべき点はまだまだあります。例えば、複雑化する家庭環境や高齢化社会の影響もあり、現在は家裁(家事部門)が大変繁忙となっています。全司法は増員による手当を求めていますが、国家公務員全体として定員が削られる中で十分に人の手当ができず、定員のシフトによって何とか凌いでいるのが現状です。
 また裁判所では、年々、女性の比率が高まっていますが、管理職の男女比では圧倒的に女性が少なく、男女共同参画が叫ばれる中、全司法は積極的な女性の登用を当局に求めています。そのベースとして、出産や育児といった女性のライフサイクルを尊重した働き方や、管理職になっても家庭と仕事が両立できる業務のあり方を男女ともに考えていかなければなりませんが、全司法としても職場からの意見反映をはかっています。

あなたもぜひ、全司法へ!

 この他にも、改善すべき課題は様々ありますが、全司法は、みなさん一人ひとりに寄り添い、その声をしっかり受け止めながら、より「働きやすい職場」、「国民のための裁判所」実現をめざして、とりくみを続けています。
 1人の力は小さく限界がありますが、「全司法」では小さな1人ひとりの力を束ね、当局をも動かす力としていくことができます。
 まだ全司法に加入されていない新採用職員のみなさんは、これから素敵な裁判所ライフを過ごしていくためにも、一日でも早く全司法に加入いただき、私たちと一緒によりよい職場を築いていくことを、心から呼びかけます。
 
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全国で多彩な歓迎会
新採用職員がぞくぞく全司法に加入
 
【函館支部発】

 函館支部は青年部と共催で4月10日に歓迎昼食会を行いました。その場での説明やその後の継続的な呼びかけもあり、新採用職員3名全員が加入してくれました。
 青年部では、今後、独自の歓迎会も企画しています。
 3名の新しい仲間とともに、さらに活気のある函館支部をめざしていきます。

【青森支部発】

 2名の新採用職員の組合加入を受けて、4月19日に新人歓迎会を青森分会主催で開催しました。今回は、ほとんどの青年層が参加してくれたため、フレッシュな雰囲気の飲み会になりました。また、この飲み会に参加してもらった未加入の新採用職員が1名、組合に加入してくれました! 新採用職員の皆さんも若者が多かったことで、気軽に楽しく参加できた、と言ってくれました。今年の「東北地連・青年の集い」に向けて、一致団結して行きたいと思います。また、これを機に、活動が止まっていた青年部の活動も再開していきたいと思います。

【新潟支部発】

 新潟支部では4月1日に歓迎会を行いました。まず、当日朝、登庁してくる新採用職員に支部で作成した加入呼びかけビラを渡し、歓迎会の案内をしました。また昼休みに、昨年採用された組合員が歓迎会に誘いました。
 歓迎会は、4月採用1名と昨年採用3名を含む7名が集まり、乾杯や自己紹介よりも先に、支部書記長が組合の活動や意義について熱く語るところから始まりました。自己紹介が終わる頃には緊張もほぐれた様子で、昨年採用された3名を交え、和気あいあいと話していました。
 後日、同室の先輩組合員から声かけし、無事加入届が提出されました。

【宇都宮支部発】

 宇都宮支部では、4月1日の夜に青年が中心となった新採用歓迎会を開催しました。歓迎会には、4月採用者1名に加え、1月採用者1名、さらに青年の組合未加入者にも参加してもらい、全体で10名以上が集まりました。青年が中心となって開催したことで、新採用職員も緊張がほぐれ、4月の新採用職員は歓迎会の場で組合に加入してくれました。
 経験の浅い青年層は組合に勧誘することの難しさを痛感しています。しかし、未来の全司法を担う青年を1名でも多く全司法に招きいれるためにも、ベテランの組合員にリードしてもらいながら引き続き未加入者への加入呼びかけをすすめていきます。

【近畿地連発】

 近畿地連は4月20日、大阪の浜寺公園(堺市)で、青年対策部主催の「友好祭典2013」を開催しました。晴天の中、地連青年対策部のメンバーも含めて51名の青年・若手が集まり、ドッジボール・バーベキュー大会で大いに盛り上がりました。特に、4月の新採用職員が14名参加し、今後の組織拡大にむけた足がかりになるとともに、近畿管内の青年・若手のネットワークが確実に広がっている中で「青年のための青年行事」となりました。5月末と6月には地連主催の懇親会を開催することも決定しています。

【山口支部発】

 山口支部青年部では、新採用歓迎会を4月1日に開催しました。ちょっとしたゲームを行うことで、歓迎会をただの飲み会にせず、イベント形式にして行いました。そして、組合の説明についても新採用者歓迎パンフレット等をただ配布するだけでなく中身の説明も一緒に行い、次の日の昼休みに加入届を取りに行くことを伝え、その日は1時間半程度で終了しました(新採用者には「採用おめでとう」のプチサプライズでデザートを振る舞いました)。
 
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第84回メーデー
全労働者の賃上げと安定した雇用の実現を
 
全労働者の賃上げと安定した雇用の実現を

 賃上げや安定した雇用の実現、消費税増税やTPP参加阻止、憲法改悪反対などをかかげて、5月1日、第84回メーデーが全国322カ所で開催されました。全労連などが主催する中央メーデーが東京・代々木公園で開かれ、公務と民間の労働者など21000人で、埋め尽くされました。

 冒頭、中央メーデー実行委員会を代表して、全労連の大黒作治議長は、「賃上げの実現こそデフレ経済打開の道だ」と強調し、「生活できる賃金を確保し、安定した雇用を確立するために、最低賃金引き上げと正規雇用が当たり前の社会が必要だ。公務員賃金削減に反対し、生活防衛とデフレ打開に向けとりくみを強めよう。被災地本位の復興、TPP参加反対、原発ゼロ実現・再稼働許すな、オスプレイ配備撤回の国民的共同を大きく発展させ、96条改憲反対など世論と運動を広げよう。」と呼びかけました。
 首都圏反原発連合の若林一彦さんが連帯のあいさつに立ち、「私たちの声で原発のない社会をつくり、命と暮らし、未来を守りましょう」と呼びかけました。また、被災地から、いわて労連・佐藤一則副議長が「被災地では日々住民のくらしは苦しくなり、原発事故による影響も広がり深刻になっている。今こそ被災地から住民本位の復興をかかげて立ち上がろうと呼びかけている。復興への道のりは長いが一歩ずつ進んでいく」と決意を込めた訴えがありました。

「分限免職取消を勝ち取った」

 国公労連・全厚生闘争団の國枝孝幸事務局次長が、旧社保庁職員分限免職取り消しを求めるたたかいで、解雇を取り消す画期的な人事院判定が出された大島さんがメーデー当日から職場復帰したことを報告し、「私たちは39人全員の解雇撤回と職場復帰を求めている。安心・信頼できる年金業務体制を確立するためにも、不当解雇を撤回させ、経験ある職員の職場復帰を勝ち取るまでたたかう決意だ。解雇自由の社会を許さず、労働者の権利を守り、安心して暮らせる年金制度を実現するため奮闘する」と訴えました。
 最後に、「第84回中央メーデー宣言」を参加者全員で確認したあと、恵比寿コースをデモ行進。参加者は一人ひとりの要求を書いたプラカードや横断幕を手に、市民に元気にアピールしました。
 
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憲法がかつてない危機にさらされるなか、
5・3憲法集会が開催
 
 今年の「5・3憲法集会」は東京・日比谷公会堂で開催され、全司法本部と東京地裁支部からの参加者を含め、例年を大きく上回る3500人の市民が参加しました。会場に入りきれない参加者が場外に設置されたオーロラビジョンに見入るなど、集会は大きな熱気に包まれました。
 主催者あいさつに立った高田健さん(許すな!憲法改悪・市民連絡会)は、「憲法がかつてない危機にさらされている中、一人ひとりが立ち上がって声を上げ、行動しよう」と呼びかけました。
 ジャーナリストのアイリーン・美緒子・スミスさんは、「平和・民主主義はたたかって維持していくことが大切。もっと人権が大切にされている、憲法が維持されている社会にしよう」と訴えました。
 沖縄弁護士会前会長の加藤裕さんは、「安倍首相は4月28日に『主権回復の日』記念式典を強行したが、沖縄県民にとっては1952年のこの日から米国支配が始まり、屈辱の日。政府は沖縄の抗議の声をもっと深刻に受け止めるべき。沖縄県民はオスプレイ撤回、普天間基地撤去、県外移設反対で一致している」と主張しました。
 日本共産党の志位和夫委員長は、「自民党などの改憲派の一番の狙いは9条を改定し、日本を海外で戦争をできる国に変えていくこと。しかし、大手新聞社の世論調査では9条を変えるなという国民が多数派。9条を守り、アジア平和、世界平和に貢献する新しい日本をつくろう」と呼びかけました。
 社民党の福島瑞穂党首は「自民党改憲草案では、国防、国旗・君が代など多くの義務を求めており、その極めつけは、国民に憲法尊重義務を課していること。憲法改悪は絶対に許すわけにはいかない」と訴えました。
 最後に集会アピールを採択し、参加者全員で銀座パレードを行いました。
 
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核兵器のない社会めざして
平和行進スタート!
 
 2013年原水爆禁止国民平和大行進は、5月6日に東京・夢の島公園「第五福竜丸展示館前」で出発集会が行われ、90日にも及ぶ平和行進がスタートしました。集会へは本部・東京者地連・在京支部からの参加をはじめ、全体で900名が結集しました。
 集会では、フィリピンから参加した通し行進者から「国際平和を願い、最後まで歩き続ける」との力強い決意表明が行われたほか、ウィーンで開かれているNPT再検討会議準備委員会へ派遣されている代表団から276万筆の「核兵器全面禁止のアピール」署名が提出されたことが報告されました。
 集会後の行進にはのべ1200名が参加し、今年、新しく考案された「核兵器のない世界、いいね!」コールや「原発廃止、今でしょ!」コールで沿道を歩く市民にむけてアピールしました。
 今後、全国11基幹コースと各地での網の目行進が繰り広げられます。非核平和の実現、核兵器廃絶と原発ゼロを求め1歩でも2歩でも行進に参加しましょう。
 
 
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