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全司法新聞
 
2011年 飛躍と希望の年に 鹿児島支部からおめでとう
 
 本誌新春号恒例の職場訪問は、古い歴史があり、豊かな自然に恵まれた南国の地、鹿児島支部にお邪魔しました。
 鹿児島の由来は、山幸彦が、海神(わたつみ)宮に行く際に乗った舟が鹿児山で作られたという説、神籠もる島という説など諸説あります。地名の由来からも悠久の歴史を感じさせます。
 鹿児島県は、屋久杉で有名な世界遺産の屋久島、鉄砲伝来の地であり、現在は宇宙開発拠点の種子島、サトウキビや黒糖焼酎で有名な奄美大島など大小数多くの島があります。
 戦国、江戸時代は大大名・島津氏の拠点であり、幕末には、島津斉彬、小松帯刀、西郷隆盛、大久保利通など数多くの偉人を輩出し、明治にかけて日本の歴史を大きく動かしました。太平洋戦争末期には、知覧町の飛行場が特攻隊の出撃地とされ、二度と繰り返してはいけない悲しい歴史もあります。
 桜島などの火山、豊富な温泉、緑あふれる森林などの多彩で豊かな自然、人々の日常生活ではぐくまれてきた個性豊かな祭礼行事、民俗芸能、伝統工芸などの伝統文化、黒豚、黒酢、黒糖、焼酎といった豊富な食材などに恵まれています。
 このように鹿児島は、歴史、文化、自然、食材など豊かな地と言えるでしょう。
 職場訪問の座談会では、鹿児島支部の組合員の皆さんに集まっていただき、本部書記次長、青年協議長の司会のもと、大いに語り合いました。
 
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沸き上がるエネルギーと情熱 鹿児島支部新春座談会
世代を超えた団結と連帯
 
 支部、青年部、女性部、分会が元気に活動している鹿児島支部。青年部再結成や全司法大運動の課題を中心に座談会は、大いに盛り上がりました。

きっかけは"交流" 多くの仲間の力で再結成
 司会 青年部が再結成から3年が経ちました。改めて再結成のきっかけをお話しください。
 参加者 青年部が休止となった当時は、鹿児島本庁の青年部員が10人程しかいなかったのですが、その後、本庁の青年部員が20〜25人くらい増えて青年同士の交流ができるようになり、再結成への機運が高まってきたのがきっかけでした。それから、当時、中心となった方が支部などの会議で「青年部を再結成します」という発言をして、後に引けなくなったという事情もありますが(笑)。
 司会 なるほど。青年同士の交流と引くに引けない事情の相乗効果というわけですね(笑)。しかし、再結成への道程はいろいろ大変だったのではないですか。
 参加者 はい。とにかく何から手をつけていいのか、わからないことばかりでした。まずは、再結成の準備委員会を立ち上げました。
 司会 委員会は、どんなメンバーで何回くらい開催したのですか。
 参加者 14回です。再結成後の青年部役員候補者に準備委員になってもらいました。
 司会 14回とは!すごいですね。でも、青年だけで不安な面はありませんでしたか。
 参加者 はい。確かにありました。規約や議案書の作成などいろいろと。一方で、支部の先輩方や九州地連の青年対策部にも準備委員会に入ってもらったり、協力してもらいました。みなさんの応援があって再結成をすることができたのだと思います。
 司会 多くの方の協力が実ったのですね。
 参加者 はい。それから、再結成をきっかけに、再結成大会の議案書を配ったりして未加入者への加入の呼びかけを行いました。そうしたことをして再結成大会の当日を迎えたのですが、会場に入りきれないくらい人が集まって大盛況でした。全国からも多くのメッセージや寄せ書きをいただいて、大変嬉しかったです。
 参加者 再結成時にはまだこちらにいなかったので、その当時の事情は全く知らないことばかりでした。
 参加者 前任庁の時も青年部を立ち上げようという話がありましたが、立ち上げられなかった経験があります。いろいろ話を聞いて勉強になります。
 司会 確かに一言で再結成と言っても簡単なことではないですね。だから、鹿児島支部青年部の再結成は、全国的にも大変勇気づけられたことだったと思います。

悩み語り合い深まる連帯 レクで交流広がる
 司会 ところで、再結成して良かった点はどんなことでしょうか。
 参加者 青年の組織拡大が活性化しました。特に新採用や採用2、3年目の加入への呼びかけがしやすくなったことが大きいです。支部のおじさん達ではなく、身近な青年からの声掛けや、レクなどを行って組織拡大に繋げていくことができるようになったと思います。青年の組織拡大については青年部に任せていますが、それだけ頼もしい組織となっています。
 参加者 青年同士で色々な将来の悩みを相談できるようになったことです。支部などではなかなか言いづらい部分がありますが、青年部なら職場に入ったばかりの人同士でも言いたいことが言えると思います。青年同士で話をすることが出来るようになって、その内容を支部に上げやすくなったことが良かったと思います。
 参加者 他には、レクなどの企画を通じて交流を深めることができるようになったことですね。
 司会 青年の交流のツールとしてレクは重要ですね。どんな企画をしているのですか。
 参加者 クリスマスにダンスホールでレクを行いました。みんなで盛り上がって良かったです。また、クリスマスパーティーは新しい青年部体制になって最初の仕事で成功すると盛り上がって活動することができます。
 司会 なかなかいいですね。でも、企画に苦労とかもしますよね。
 参加者 私は前年度まで青年部長でしたが、レクも色々企画倒れのものがありました。ただ、青年部員の意見を反映するため、アンケートを取ったりもしました。
 司会 みんなの考えをまとめ、作っていくわけですね。
 参加者 はい。そして自分たちで企画を考え、みんなが参加しやすいような環境を作っていくことを心掛けています。最近では人吉の鍾乳洞でのレクを企画し、17、8人参加しました。
 司会 青年部の役員をして苦労とかありますか。
 参加者 今は、支部で書記次長をしていますが、再結成後の青年部で2代目の書記長をしていました。その時の部長が大変優秀な方で、その人に引っ張られる形で何とか書記長をしていました。
 参加者 青年部で書記長をしています。まだ1ヶ月も経たない状態で、本当になり立てということで、いろいろ分からないこともありますが、勉強していきたいと思っています。
 司会 今日参加している方は、組合に入って間もない方も多いですが、青年部の良さはなんだと思いますか。
 参加者 バスツアーに参加しました。川下りなど自分一人では絶対やらないような貴重な体験でき、懇親会では夜遅くまでたくさんの方と色々な話ができて良かったです。
 参加者 私は宮崎との合同キャンプに行けて良かったです。採用されてすぐの夏だったので、たくさんの青年と話ができて楽しかったです。
 参加者 私はクリスマスパーティーに参加しました。パーティーでは役員の皆さんが色々なゲームの企画をされていて楽しかったです。
 パーティーが盛り上がっていくにつれて、参加者の色々な面が見られて楽しかったです。今後も参加して楽しみたいと思います。
 司会 再結成から3年が経ちました。今もその再結成時の勢いが続いています。その理由はなんですか。
 参加者 一つに、レクを定期的に行っているからです。誰でも参加しやすく、たくさんの人が集まる企画を行い、それを教宣紙で必ず報告しています。また、未加入者にも話をして加入拡大に努めています。役員の決め方についてもみんなで集まる機会をもって、その中で決めるようにしています。ざっくばらんな話し合いをして無理のない役選を繰り返し行っています。
 司会 どうしても勢いを続けようとすると、無理が出てきたりするので、そのようなことが大事なのかなと思いますね。ところで、青年部には、立派な旗がありますが、これは再結成の時に作り直したりしたのですか。
 参加者 前からありましたが、かなり汚れていたので、自分たちで洗濯をしました。
 司会 ここにも努力があるのですね(笑)。

世論を広く大きくめざして 奮闘―全司法大運動
 司会 鹿児島支部は、全司法大運動でも大変奮闘されています。2009年度の鹿児島支部のとりくみをお聞きしたいと思います。
 参加者 今年の9月から全司法大運動の担当となりました。支部としては3500筆を目標として設定しました。一人あたり22筆となります。分会の中でもやはり名瀬の署名が一番多いですね。
 司会 名瀬のとりくみは全国的に有名です。
 参加者 今回名瀬分会では3239筆を集めることができました。地区労や全法務など、地元のOBや市役所に依頼して50%近くの集約ができました。集約したなかでは地区労連などからの集約も多いのですが、今回は52%程度を組合員の中から獲得できたのが大きかったです。今回の反省としては弁護士事務所の集約が以前より少なかったことです。例年50筆程度集約していましたが、今回は40筆そこそこでちょっと残念でした。
 司会 組合員の皆さんはどのようなとりくみをされているのですか。
 参加者 家族や親族に依頼してとりくみました。全司法大運動は、年末から始まるので正月で地元に帰ったときに署名してもらっていました。名瀬は離島ですので、正月などで親族が帰省したときに署名の依頼していました。また、帰省しない場合は、奥さんの実家に協力してもらったりしている組合員もいました。なかには、学生時代の友人に依頼したり、子供がいる組合員は子供の部活動を利用して何十枚か署名用紙を持って行き、父兄に依頼して署名をしてもらったりしていました。
 司会 何か工夫していることはありますか。
 参加者 友人などにお願いするときは必ず住所を記載して切手を貼った返信用封筒を同封しています。
 司会 担当を決めたりしていますか。
 参加者 全司法大運動担当というのを決めていて、エクセルを使って集約数の管理をしており、目標に足りないなど、分会の中で話し合いなどに活用されています。
 司会 名瀬分会全体でとりくみを進められているわけですね。
 参加者 はい。他にも他の単組に協力してもらい街頭署名も一緒に行いました。分会独自の街頭署名では、忘年会の時に早めに集まり、街頭署名活動を行いました。街頭署名を行うことにより組合員の意識も変化していったと思います。名瀬分会にとって、全司法大運動は一番の重要な活動としています。目標も無理な目標ではなく、過去の実績からみんなの納得ができる目標を立てています。
 そして、「絶対やり遂げる」、「3000筆を集める」という意識でみんなが前向きに他人任せにしないという意識を持って取り組んだことが今回の成功に繋がったと思います。
 司会 ありがとうございました。本当に色々な努力、地道な努力があって成功していることが大変伝わりました。

要求実現に向け 仲間の力を結集
 司会 鹿児島支部は、全司法大運動の頑張り、青年部の再結成など、いっそう組織力量が高まっていると思います。今期、活動されていく上で心がけていることなどあればお聞かせください。
 参加者 4月に種子島から本庁に来て書記長になりました。今はバタバタしていて、皆さんに助けられながら仕事しているところです。これからいろいろな活動をしていこうかと思っています。
 参加者 今期初めて役員、しかも書記次長ということで、実質何も分かっていないような状態ですが、まずは色々勉強して行きたいと思います。
 参加者 行(二)担当の執行委員をしています。私たち行(二)職種にとっても、これから先大変な時期になってきており、お力添えをお願いしたいと思います。
 参加者 なかなか今は、大事な時期ですから、組合員、職場の意見をまとめて要求等を確立して、一致団結して、要求が一つでも実現できるように頑張りたいと思っています。
 司会 本日は、ありがとうございました。
 
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