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  トップページ > 全司法新聞 > 2010年2月 > 2096号
 
全司法新聞
 
大企業は内部留保を吐き出せ
賃上げ、雇用拡大で景気回復を
 
 全労連、国民春闘共闘、東京春闘共闘は1月19日、2010年春闘の闘争宣言行動(日本経団連包囲行動)をとりくみました。
 午前11時から厚労省前行動がスタート。500人が参加しました(国公労連70人)。全労連・小田川事務局長は3点に渡って行動提起を行い、(1)雇用確保を目指して労働者派遣法を抜本改正し、正規雇用が当たり前の状況を作ろう、(2)賃上げによる内需拡大を目指して誰でも1万円、時給1000円を実現しよう。本日を起点に最賃の大幅引き上げを図ろう、(3)社会保障の拡充を求めて後期高齢者医療制度を廃止し、大企業中心社会の転換を図ろうと述べました。
 13時00分からは日本経団連前行動が800名の参加によりはじまりました。
 荒馬座による大太鼓の演奏に続き、国民春闘共闘・大黒代表幹事が「本日午後、日本経団連は定昇抑制の経営労働政策問題委員会報告を発表しようとしている。購買力引き上げを目指す政策転換を求め、誰でも1万円、時給1000円を実現しよう」とあいさつ。決意表明としてJМIU三木書記長は「賃上げ要求を掲げることが大切であり、職場で生活実態を話し合うなど全員参加の運動を行い、3月18日の統一ストにも結集する」と発言し、全教・本田副委員長は「視力が低下しても貧しくてメガネを買ってもらえない子供も多い。新政権の高校授業料無料化は歓迎するが、さらに安心して学べる社会を目指して文科省要請や教育署名の国会提出を行っていく」と述べました。
 続いて全労連全国一般資生堂アンフィニ・池田分会長は日本経団連への手紙をよみ、「資生堂鎌倉工場で9年間、派遣や請負として口紅を作ってきた。しかし正社員でないから24人が首になった。一方資生堂は201億円で配当をしている。経団連の人がいい背広を着て、いい車に乗っているのも労働者のおかげだ。安定した暮らしができるように経団連は資生堂を指導してほしい」と述べました。
 全労連女性部小沢常任委員は「女性は妊娠、出産を機に7割が退職せざるを得ない。女性差別をなくすよう日本政府は国際的にも結果の平等を求められている」と発言しました。
 闘争宣言を採択、シュプレヒコールを行い全行動を終了しました。
 
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経団連経労委報告 定昇凍結も狙う
 
 日本経団連が1月19日に発表した経営労働政策委員会報告は、労働者・国民や中小企業の苦しみをよそに、ひとりぼろもうけを続けようとするものです。
 日本経済の「需要不足」を指摘しながらも“外需頼み”にしがみつき、ため込んだ内部留保を還元せよという世論に対しても「取り崩せない」とごまかすなど、内需拡大による不況打開へ社会的責任を果たそうという姿勢がみられません。
 春闘交渉では「ベースアップは困難と判断する企業が多い」とし、「賃金カーブを維持するかどうかについても実態に応じた話し合いを行う」と強調。賃上げはおろか定期昇給の凍結など実質的な賃下げもねらう構えです。
 また、「非正規切り」に対する社会的批判を受けて「雇用の安定に努めることが強く求められる」としながらも、需要の回復がないまま雇用維持を続ければ「企業の競争力低下をもたらしかねない」と指摘。雇用維持を努力目標にとどめ、「日本型ワークシェアリング」と称して雇用維持の名で賃下げを押し付ける姿勢さえ示しています。
 
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第174回通常国会が開催
課題は山積 国民の願いにこたえる国会に
 
 「労働者派遣法の抜本改正を」「普天間基地をただちに無条件返還せよ」。通常国会が始まった18日、東京・霞が関の官庁街で、労働者らがデモ行進をしました。主催した国民大運動実行委員会、安保破棄中央実行委員会、中央社会保障推進協議会、国公労連・東京国公の参加者300人が、国民要求の実現を求めてシュプレヒコールしました。

 出発にあたってあいさつした、安保破棄中実委の早坂義郎事務局長は、「辺野古移転を阻止し、普天間基地の返還を実現しよう」と訴え。東京国公の植松隆行事務局長は、民主党の政治資金疑惑について、「自浄能力が問われている」と真相究明を求めました。
 続いて衆院第1議員会館で開かれた国民要求の実現を求める集会には、130人が参加。
 主催者あいさつした全労連の柴田真佐子副議長は、「国民本位の政治を実現するうえで重要な通常国会。要求実現を求めていきたい」として、大きなたたかいをよびかけました。
 また、連帯挨拶をした日本共産党の市田参議院議員からは、今国会での大きな課題として、(1)経済危機からいかにくらしを守るか(2)普天間基地問題の解決の道筋を明らかにする(3)政治とカネの問題の究明(4)政治主導の名による反動的な国会改革を許さない‐をあげ、「建設的な提言を全面に押し出しながら、国民のみなさんとスクラムを組んで、奮闘したい」と語りました。
 各団体の代表からは、「社保庁職員の分限解雇撤回をめざしてたたかう」(国公労連)「後期高齢者医療制度の即時廃止を求めたい」(年金者組合)「公立高校授業料の無償化で、拡充など運動を強めたい」(全教)「労働者派遣法の抜本改正に向けてがんばりたい」(JMIUいすゞ自動車支部)と決意が表明されました。
 
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九州地連労働学校を開催
青年対象に30名以上の参加
 
 1月16日(土)〜1月17(日)にかけて、福岡市で九州地連労働学校が開催されました。
 今年の九州地連労働学校は対象を青年層に絞り、学習を通じて知識を深めるとともに、これからの全司法を担う一員としての動機付けを行うことを目的として開校しました。
 数日前に寒波で冷え込んだのが嘘のように、この日は快晴。九州管内からの30名以上の参加者を前に、冒頭で木原地連委員長は、「今日の自分はこれまでの自分の中で最も経験を積んだ自分。そういう気持ちで、いつでも自信を持って決断をしてほしい。一方で、今日の自分は未来の自分から見ると、まだスタートしたばかりの自分。未熟で失敗することもあるけれど、いつでも軌道修正できる。毎日がそういうふたつの側面を持っていることを認識し、力強く進んでいってほしい」とあいさつし、労働学校は青年へのあたたかい励ましではじまりました。
 当校のカリキュラムは、まずは「労働組合とは何か」「賃金の仕組みと評価制度」といった講義。話し好きの森田書記長の止まらぬトークで時間は押せ押せに。調子が出てきたところで講義が打ち切りになってやや不満そうな書記長でしたが、次はグループで検討し、回答する「全司法歴史クイズ」
 「全司法が発足したのは(1)福岡(2)大阪(3)旭川のうちどこ?」「いわゆる4号調整問題の際に当局が提示した条件はなに?」といった全国的な事件から、「沖縄支部が全司法に加入したのは?」「鹿児島で起こった『飯守事件』で組合員はどうなった?」といった九州における全司法の歴史を取り上げて出題。現在では考えられないような職場環境や当局の攻撃の内容には驚くばかり。今わたしたちがあたりまえに感じている職場環境は、先輩たちのたたかいによって勝ち取ってきたものであることを学びました。
 二日目には、青年協議長の柏木さんを迎え、「今、青年に求められているもの」と題した講話が行われました。同年代の柏木さんの口から語られる労働組合への熱い思いに、青年たちも熱心に聞き入っていました。
 九州地連は、「組織は『拡大強化』ではなく『強化拡大』である」と謳い、次世代育成に力を入れています。この労働学校をきっかけに、層の厚い青年部が形成されていくことを期待しています。
 
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清嵐サミットを開催
 1月16日〜17日に東京地連青年学習会(通称:青嵐サミット)を新宿で開催しました。
 初日は講師に柏木青年協議長を招き、ざっくばらんな座談会形式で「組合ってなんだろ〜」をテーマにしました。
 まず、自己紹介や自分が組合に加入した経緯を話しました。組合に入った経緯で一番多かったのは、職場の身近な先輩に誘われて加入したでした。中には、全司法と共済組合の違いが分からず「必ず入らなきゃ」と勘違いした人もいましたが…(笑)きっかけは何でも良いんですよね〜。
 自己紹介が終わり顔見知りとなったところで、質問タイムになりました。質問で出たのは…手当や超勤の話などなかなか深い質問から「柏木さんは今まで全国でどこにいきました?」など座談会らしい質問も飛び交い、盛り上がった初日となりました。
 学習会が終わったら、みんなお楽しみの懇親会に突入しました。1次会はオシャレな雰囲気の居酒屋にて宴会を繰り広げ、当然2次会・3次会へ。終わったのは午前2時30分でした。懇親会が始まってしまえば、もうみんな大の仲良し!それにしても、組合の飲み会っていつもパワフルでいつも面白びっくりです。
 二日目は組合への勧誘方法やレクの企画などを話し合いました。
 レクでは、今年5月頃に行う東京地連青年のつどいの企画をいろいろ提案してもらい、実行委員側も「そいつはおもしろそーだなー」と思う意見が飛び交いました。特にみんなで「ハイタッチ」をやって一致団結!みたいな雰囲気を味わえるようなレクにしてほしいという意見があり、青年のつどいは「みんなで仲良くハイタッチ」できる企画にしていきたいと思います。
 今回、東京地連の仲間たちと出会えてこんなに楽しかったということは、全国のみんなが集まる9月の友好祭典は、最高に楽しいんじゃないかと今から待ちわびてます!
 最後になりますが、東京地連管内の青年で集まって、こんな楽しい企画できてホントにうれしかったです。
 参加者からも「楽しかった!」という言葉をもらえて大成功の学習会でした。
 参加できなかった人も、5月の青年のつどいと越後湯沢で行われる青年協定期総会&全国友好祭典には是非参加してください。楽しい思い出をみんなで作りましょう!
 
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