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  トップページ > 全司法新聞 > 2009年9月 > 2086号
 
全司法新聞
 
史上最大規模の引き下げ勧告 育児・介護両立支援は前進
 
 8月11日、人事院は、国会と内閣に対して、給与等に関する勧告と報告等を行いました。勧告は、本俸0・2%と一時金0・35月(5月の0・2月の凍結分を含む)を削減する過去最大規模となる給与引き下げとなりました。労基法改正に伴い、超勤手当の割増率引き上げと代替休暇の制度化も勧告されました。報告では、雇用と年金との連携を図るため、高齢者雇用について、13年度(平成25年度)から定年年齢を60歳から65歳に段階的に引き上げることが必要であるとしました。育児休業制度の拡充や子の看護休暇の拡充、介護短期休暇の新設との意見の申出なども行いました。併せて、非常勤職員の処遇については、休暇制度や一般健康診断の改善を報告しています。

 本俸及び一時金の大幅な引き下げは、大きな怒りがこみ上げる許しがたいものです。一方、初任層の本俸は引き下げられないことは、初任層の賃金水準の改善を求める運動の反映ともいえます。
 月60時間を超える超過勤務に係る超勤手当の支給割合を150/100に引き上げるとともに、引き上げ分の支給に代えて代替休暇制度を新設するとしています。
 高齢者雇用については、13年度(平成25年度)以降段階的に定年年齢を65歳とすることとしましたが、その一方で、60歳台前後の給与水準、体系を設計し、給与カーブや昇給制度のあり方も見直すとしています。今後の動きを注視していくことが求められます。
 育児休業は、配偶者が育休を取得している場合や専業主婦(夫)である場合でも取得が可能となるよう整備が図られることになります。また、子の看護休暇は、子が1人の場合は年5日、2人以上の場合は年10日に拡充され、介護を要する家族が1人の場合は、年5日、2人以上の場合は年10日取得できる短期介護休暇も新設するとしています。育児や介護などと仕事との両立を求める運動の成果といえます。
 非常勤職員の忌引休暇や病気休暇の対象範囲や一般健康診断の適用も拡大されることになりました。

使い勝手のよいものに
 過去最悪の今年の人事院勧告ですが、育休・介休関係で少し動きがあったことは評価できます。民間の法改正を受けて、公務での法改正に関して「意見の申出」が行われました。配偶者が専業主婦でも育休取得や早出遅出勤務ができるというような要件緩和が中心となっています。男性の育児参加という点で評価できると思います。
 また、人事院規則改正の事項としては、次の3点があげられています。(1)「子の看護休暇」(未就学児・年5日)を、子どもが2人以上の場合10日に。(2)「介護のための短期休暇」(年5日・要介護家族が2人以上の場合10日)の新設。(3)3歳未満の子をもつ職員の超勤免除。
 (2)は、(1)で対象にならない小学生以上の子どもの急病等にも対応できる使い勝手のよい制度にするよう求めていく必要があると思います。また親の介護の問題を考えれば、現行の介護休暇の拡充等(現行6か月の期間延長、のべ日数での取得等)がどうしても必要だと思います。
 (3)は、「本人の請求」ですから、職場の繁忙状況の解消等がまず必要だと思います。
本部女性部
 
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共に語り合い共に笑った二日間
8・8〜9中部地連青年友好祭典 どまんなかまつり
 
 8月8日・9日に岐阜県高山市で中部地連友好祭典「どまんなかまつり」を開催し、中部地連管内6支部から70名の青年が参加しました。様々なゲームや高山市街でのウォークラリーを通じて、仲間と交流して親睦を深めることができ、大成功に終わりました。

 中部の北から南から多くの青年が高山に続々と結集するのを目の当たりにして、青年の「元気」が高山に集結することの絶大なパワーを実感し、「全司法に中部あり」ということをみんなで再確認しました。そんなわたしたちを高山の空も晴天で歓迎してくれました。
 全員集合後、まずは自己紹介もそこそこに、昼から最高級飛騨牛のバーベキューをみんなで楽しみ大いに盛り上がりました。そしてそのままの勢いで、イワナの掴み取りに突入しましたが、イワナを掴み取ることは想像以上に難しく、ついには係員に「みなさんは小学生以下」と言われてしまう始末。あまりのふがいなさに、私たちを歓迎してくれたはずの空までもが、お仕置きの雷雨を降らしました。そのため、今回の目玉であったボートレースが残念ながら中止となってしまったことは、今でも心残りです。雷雨で冷えた体は露天風呂で温めて、夜は民宿で豪華料理を囲んで、支部紹介やものまね自慢をするなど盛り上がり、夜はいつまでも続きました。2日目は、どまんなかまつりの総仕上げとして高山市街でウォークラリーを開催し、仲間と協力して行動すること、仲間と共に笑うこと、仲間と話し合うことの大切さを改めて感じました。
 どまんなかまつりを通じて、青年の団結力もより一層高まりました。知り合いも増え、新しい仲間の顔も覚えることができたので、これを機に他支部青年部との合同レクがより一層盛んに行われることも期待出来ます。今回、残念ながら参加できなかった青年もいますが、私が今回の「どまんなかまつり」で経験できたことを、これから裁判所に入所してくる青年も含めて感じてもらうために、青年部がより一層積極的に活動できる基盤を作るよう、一丸となって努力していきます。
 
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