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全司法新聞
 
青年パワー・大爆発!! 深まる平和学習、広がる交流
6・4〜6 国公青年交流集会in沖縄
 
 国公労連青年協は、6月4〜6日にかけて沖縄県において平和学習を中心とした国公青年交流集会in沖縄を開催しました。総勢約360名、全司法の青年は49名が結集し、各単組の枠を超えた交流をはかりました。

参加者の感想
 昨年の12月に中央実行委員へのお話しをいただいてから、あっという間の6ヶ月でした。実行委員会に出席すればするほど、責任の重さと財政面の厳しさに直面し、自分自身の知識のなさと不勉強さを痛感させられました。
 国公青年交流集会に中央実行委員として参加し、普段体験できない非常に貴重な経験ができ感謝の気持ちでいっぱいです。
 今回参加した方々もたぶん同じ気持ちであったと思いますが、そのような気持ちになれたのも国公青年協常任委員の事前準備の賜物であり、また、現地実行委員の皆様に対しても、心から感謝します。
 初日、平和学習として、平和祈念公園とがまの見学がありました。沖縄の現地実行委員とも初顔あわせでしたが、何とか案内ができたと思います。その後、各バスごとに平和ネットワークの方々の案内でガマの見学になりましたが、当時の住民の悲惨な状況を聞き、改めて戦争の恐ろしさと平和の重要性を認識しました。
 2日目は、嘉手納基地の見学から始まりましたが、ちょうど軍用機の離陸があり、生で音のすごさを体感しました。その後、辺野古移設予定地にいき、平和学習を終え、午後からは美ら海水族館にいきました。唯一のレクでもあり、実行委員会としてレク時間の最低3時間の確保を重視していましたので、予定どおりに実行できたことは満足しています。2日目はバスの移動時間が長かったのですが、バスガイドを付けて時間を無駄にせず、参加者にとってもよかったと思いました。
 2日目の夜は、現地実行委員主催の夕食交流集会でしたが、バンド演奏、三線演奏、エイサーと非常に盛り上がりました。
 3日目は語りべによる戦争体験談を聞き、心を打たれました。
 その後、3日間を通してのグループ討議をして、締めくくりましたが、討議から参加者一人一人が平和について、改めて感じ考えてくれたことや、単組を超えて交流を楽しめたとの意見を聞き、実行委員として、交流集会が成功したと感じました。
 最後になりますが、実行委員に参加させて頂いた事に感謝をし、このよい経験を生かしてこれからも前向きに進んでいきたいと思っています。ありがとうございました。(参加者A)

 6月4日からの3日間、沖縄で開催された国公青年交流集会に参加させていただきました。私は教科書でしか知らない戦争について実際に現地での体験を見聞きし平和学習できること、普段の組合活動は出身単組での活動がほとんどだったので、国公の活動に参加し他の単組の方々と交流することの二つを楽しみに交流会に出発しました。
 平和学習で印象的だったのが、最初のイベントだった南部戦跡巡りでした。最近できたという平和記念資料館は戦争の激しさや痛ましさが写された写真や、当時の遺品が展示されていて、戦争の恐ろしさを実際に体験しているような感覚でした。その後、戦時中に使われたガマの見学に向かい、現地の平和ネットワーク講師の方の講義を受けましたが、戦争時のことについて詳細に話して頂き、とても感慨深く印象的でした。私の班は轟の壕という場所を見学しましたが、銃弾の跡や、戦争時なのに堅そうな壁をきれいに掘ってあり、異様な雰囲気でした。
 他の単組の方との交流は、夕食交流会やイベントで、いろいろな方々と職場の実態について話をしました。また、2日目の夜は部屋飲みが盛り上がり朝まで寝れない程でした。
 今回の交流集会は、平和学習を通じて、沖縄の基地問題や平和活動について関心を持てるようになったと思います。また、他の単組や同じ単組でも遠隔地の方々と知り合い、交流を通じて組合活動をする仲間意識が生まれたと思います。普段はなかなか交流することがありませんが、今後はお互いの組合活動を通じてまた会うことや、同じ活動を行う機会があると思います。単組を超えて助け合いながら職場の要求実現に向けてがんばれればと思います。(参加者B)

 沖縄で開催された国公青年交流集会に初めて参加しました。「沖縄に行ける!」という不純な動機からの参加でしたが、実際に参加してみて本当に良い経験ができたと思っています。今回は、「平和について考える」をテーマに、平和記念資料館やガマ(壕)の見学、沖縄戦を経験した方からお話を聞くなど、様々な体験ができました。一番印象に残っているのが、米軍基地移転で問題となっている辺野古です。青い海がとてもきれいなビーチですが、砂浜の真ん中には、なんとも不似合いなバリケード、バリケードの奥では大がかりな工事、そして、鳴り響く射撃音。とても異様な雰囲気でした。今まではニュースでしか知らない、どこか自分とは別の世界のように感じていましたが、少し身近に感じられるようになったと思います。集会では、様々な職種の方々と交流できたことも貴重な経験となりました。参加してみて本当に良かったなぁと思います。平日参加にもかかわらず、快く送り出してくれた職場の方々、本当にありがとうございました。(参加者C)

 この度は、国公青年交流集会に参加させていただき、誠にありがとうございました。おかげで、本当に有意義な時間を持つことができました。平和学習は、今まで自分が見たり聞いたりしたことのなかった、本当に印象深い体験でした。特に、ガマ見学では、むきだしの岩を登り、真っ暗闇の中を安定しない足場に冷や汗をかきながら歩み進み、到着したガマの中で現地の方の話を聞くという、個人的に沖縄に来ても絶対経験できない内容でした。現地の方の話を聞いて、実際にそこで過ごした方々の苦しみや過酷さを、一言では言い切れないし、自分で想像する以上の事とは思いますが、わずかながらでも肌で感じることができたように思います。また、初めは規模の大きさに多少尻込みしていましたが、懇親会などを通じ、他職種・他県の方々と交流することができ、とても楽しい三日間になりました。(参加者D)
 
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裁判員、態勢整備が一段落 第3回給与課長交渉
 
 全司法本部は、6月9日、09年諸要求貫徹闘争期の要求前進をめざし、増員・欠員補充、時短・超勤縮減、健康管理、IT情報システム化、庁舎・機械設備、宿舎、旅費・庁費の7項目について、最高裁大竹給与課長との第3回交渉を実施しました。

増員・欠員補充
 「必要な人員の確保について引き続き努力したい」との基本回答を維持しましたが、「国家公務員の定員をめぐる情勢」「裁判員制度にむけた態勢整備が一段落したこと」「事件数の動向等」をふまえると、「財務当局との折衝はこれまで以上に厳しくなる」との見通しを示しました。
 家裁の増員、執行事件関連への増員、営繕業務への配慮について回答した点は一定評価できますが、引き続き政府の定削政策への協力を回答し、平成22年度以降の新たな定員合理化計画にも言及しました。

時短・超勤縮減
 「管理職をはじめ職員の意識改革と職場実態にあった事務処理の改善」にとりくむとの基本回答を維持し、「適切な事務処理態勢の構築をすすめる」としました。
 また、対策として、「超勤縮減意識チェックシート(人事院作成)」や「超勤縮減のための取組事例集(三訂版)」を利用してのとりくみを下級裁に指導することを回答しました。

健康管理
 平成20年度の「懇談会」「カウンセリング会」の実施状況等を明らかにするとともに、職員厚生経費について「引き続き、必要な予算の確保に努めていきたい」と回答しました。全司法から、懇談会開催の地域的なバラツキ等を追及しました。

IT情報システム化
 MINTAS、KEITASの進捗等について、「情報化戦略計画(ISP)に沿った展開、運用等がなされている」との基本回答を示し、「次期計画策定にむけた検討を行う際には、職員団体の意見・要望の把握に努める」と回答しました。
 また、平成22年度に標準ワープロをワードへ移行する方針に沿って、「本年度のパソコン更新よりワード搭載を検討する」「OSについて、本年度中にウィンドウズXPに更新する」としています。

庁舎、宿舎、庁費など
 耐震化へむけ、新営・改修について、「必要な整備を計画的に行っていきたい」との基本回答を示し、庁舎周辺のサイン計画、休憩室の設置、身障者用設備の充実、電話交換機・冷温水発生器の更新、公用車の整備等について明らかにしました。
 その他、「必要な宿舎戸数の確保」「必要な一般庁費の確保」等についても引き続き努力していく姿勢を示しています。
 
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賃下げ・不況の負の連鎖を断ち切る 09夏期闘争のポイント
 
 国公労連は、5月29日、第133回拡大中央委員会を開催し、「09年夏季闘争方針」及び「09年人事院勧告に向けた重点要求」等を確立しました。
 これを受け、全司法では、指示第70号「09年夏季闘争の具体化について」を発出しています。
 09春闘では、民間大手・中小ともに、かつてない厳しいたたかいとなり、公務員においても夏季一時金の0・2月凍結がうちだされました。一方、内部留保をはき出すことなく、労働者の雇用破壊をおしすすめる大企業には、様々な優遇措置がほどこされています。
 こうした春闘の到達点に立ち、「賃下げ・不況の悪魔のサイクル」を断ち切るべく、公務民間が一丸となってたたかう必要があります。
 09夏季闘争のポイントとしては、(1)賃金・労働条件改善を求めるたたかい(2)労働基本権の回復・民主的公務員制度を確立するたたかい(3)公務・公共サービスの営利企業化に反対するたたかい(4)国・地方の政治の民主的転換をもとめるたたかいの4つを軸に、とりわけ賃金・労働条件改善のたたかいでは、政府・人事院に対する「夏季重点要求」を6月上旬に提出し、1)非正規労働者を含めた賃金底上げ、2)初任給大幅改善、3)自宅に係る住居手当の廃止反対、4)非常勤職員の均等待遇実現などをかかげ、交渉を積み上げます。
 7月23日には「中央総決起集会」が行われます。非常に重要な局面となりますので全司法は、全国上京団を配置し、結集します。文字通り、全国からの結集をお願いします。
 
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賃金・異動の切実な要求の実現を
6月7日〜8日 青年協常任会議と交渉
 
 全司法青年協は、6月7〜8日、常任委員とオブザーバーの合計13名の参加で、第4回常任委員会と最高裁交渉を行いました。会議では、組織課題などの討議を行い、最高裁交渉は、青年協統一要求と異動要求に基づき実施し、全国の青年から集約した意見をもとに要求実現をはかりました。

常任会議
 会議は、各地で開催された、交渉や学習会、4月期の新規採用者を中心とした組織拡大、09夏季闘争期のとりくみの具体化などの報告・討議を行いました。最重点課題である青年層の組織拡大については、各地連で創意工夫した加入へのとりくみが行われており、引き続きとりくんでいくことを意思統一しました。また、現在の青年をとりまく情勢についての小学習会を行い、学習を深めました。これを契機として今後も、各地で青年層の学習を深めるとりくみを行うことにしています。
 統一要求書の討議は、事前に提出された各支部からの報告などをもとに行い、依然として低賃金である実態をふまえ、引き続き青年の生活改善を大きな柱として要求書を確立しました。また、異動要求書については、異動の緊急性・必要性などをふまえて確立しました。

給与課長と交渉
 8日の最高裁給与課長交渉は、前日に確立した統一要求書と異動要求書、全国からの一言要求(要求短冊行動)を手交し、賃金課題を中心として強く訴え、異動要求、宿舎改善、労働条件の改善についても求めました。
 今回の交渉も従前回答にとどまったものの、交渉参加者が追及した切実な青年の実態や要求については認識、理解を示しました。また、今後ともいろいろと青年の意見を聞いていきたいとしており、引き続き、青年の実態を粘り強く訴えていくことにします。
 青年協は、これまで重ねてきた交渉結果をもとに、青年層から出された独自要求と異動要求の実現・前進に向けて、最高裁への追及を強めていきます。
 
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