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第80回メーデー なくせ失業と貧困 暮らしの向上と平和を!! |
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5月1日、第80回メーデーが全国357か所で開催されました。「なくせ失業と貧困」「許すな憲法改悪」「国民本位の政治転換を」等職場や地域の要求を掲げたデコレーション、横断幕等を手に労働者の唱和が全国各地で響きわたりました。
第80回中央メーデー式典は、約3万6千人の参加のもとで、東京・代々木公園で開かれ、働くものの団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそうとアピールしました。全司法からは本部、東京地連、在京の仲間約40名が参加しました。
主催者あいさつをした大黒作治全労連議長は、「大企業による『非正規切り』に労働者が立ち上がり、全国で五千人超が労働組合に入ってたたかっている。国民的な共同をさらに発展させ、雇用破壊を許さないたたかいを強めよう。内需主導の経済への転換は国民の世論である。内部留保をはき出させて、雇用の確保と賃金引き上げを求め、大企業に社会的責任を果たさせよう。貧困と失業をなくし、暮らしの向上と平和を求めるたたかいを発展させよう」と呼びかけました。
「年越し派遣村」名誉村長の宇都宮健児弁護士は、「派遣切りは許さないの大きな運動が全国に広がっている。みなさんと連帯して、たたかっていく」との決意のもと、「派遣村をナショナルセンターの違いを超えて労働組合が支えたことは素晴らしいことであり、市民運動と労組の結合が大きな力となった」と強調し、「世界の労働者とも連帯してたたかっていこう」と呼びかけました。
中途解雇を無効とする仮処分命令を勝ち取ったJMIU(全日本金属情報機器労組)いすゞ自動車支部の五戸豊弘さんは、「たたかえば必ず勝利できる。運動で政治を動かした。大企業が社会的責任を果たすまで、たたかい抜く」と訴え、大きな拍手と声援がわき起こりました。
式典終了後、参加者は3つのコースに分かれて、デモ行進を行いました。国公労連の「内部留保で雇用を守れ」と書かれたデコレーションを先頭に、大企業中心から国民生活本位の政治・経済への転換と、福祉や医療、教育・労働等の行政を国の責任から道州や市町村に移し、格差を拡大する地方分権・道州制の導入反対を訴えました。
全司法は、「市民とともに歩む裁判所へ、裁判員制度がはじまります」と書かれた横断幕を携えて、沿道の人たちにアピールしました。 |
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5月3日(日)、日比谷公会堂で、「生かそう憲法 輝け9条 09年憲法集会」が開かれ、引き続き、銀座パレードが実施されました。
今年の「憲法集会」は、ソマリア沖への自衛隊派兵と海賊対処法案、沖縄米軍のグアム移転費用の問題等を受け、国民投票法(改憲手続法)施行が1年後に迫るなか、「国会での改憲発議を絶対許さない」を合言葉に、約4200名が参加し、日比谷公会堂に入りきれない2000名以上が屋外の大型スクリーンを囲みました。
「憲法集会」では、ノーベル物理学賞の益川敏英氏、作家の落合恵子氏、日本共産党委員長志位和夫氏、社会民主党党首福島みずほ氏の発言があり、自己責任論への批判やオバマ米国大統領の核兵器廃絶演説等と日本国憲法との関係が幅広く論議されました。
引き続く銀座パレードには約5000人が参加、憲法を守り、生活と福祉を守ること、軍事力では何も解決しないこと等を広く訴えました。
今年、読売新聞の世論調査(4月3日付)では、憲法「改正」に賛成が51・6%と過半を占め、改正しないほうがよいと思うの36・1%を上回りました。但し、憲法9条については、「改正」に賛成が38%と引き続き少数意見になっています。「9条の会」は現在も着実な広がりを見せていますが、他方で、憲法9条を改正すべきとするとりくみも強められてきています。学習と宣伝活動の発展が求められています。 |
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2009年国民平和大行進の出発集会が5月6日、東京・夢の島にある第五福竜丸展示館前で約900人の参加で開かれ、広島に向けて行進がスタートしました。
主催者あいさつでは、「世界の潮流は、核兵器廃絶を求める方向に大転換している」と指摘し、「核兵器廃絶に向けて、この行進を成功させよう」とよびかけました。集会終了後、時折強い雨の降るなか、元気よく、港区役所までの約12キロメートルを行進しました。
今後、全国11幹線コースと各地の網の目での行進が繰り広げられます。「核兵器廃絶」を合言葉に、行進に参加しましょう。 |