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全司法新聞
 
いま労働組合が輝くとき
第14回中央労働学校に79名
 
 2月15日から16日まで群馬県水上市「水上ホテル聚楽」において全司法第14回中央労働学校を開催し、79名が参加しました。
 冒頭、石橋学校長の「全司法の歴史から学ぶ」の講演で、これまでの様々な弾圧や障害を乗り越え、たたかってきた全司法の歴史を学び、その後、DVD「労働組合は未来へのドア2 いまそこにあるユニオン」を視聴し、続いて、国公労連前副委員長の山瀬徳行さんの「労働組合の魅力とは〜私の10大事件簿から」との講演が行われました。
 翌日は、中矢正晴さん、大杉浩二さん、高山史さん、長岡文生さんの歴代青年協議長に氏川現青年協議長を加えてのパネルディスカッションに引き続き、関西勤労者教育協会講師の中田進先生による「元気が出る労働組合活動 労働組合のABC」の講演を行ない閉校しました。

山瀬講演
労働組合の魅力とは 私の10大事件簿から
 DVD「いまそこにあるユニオン」(全労連作成)を鑑賞し、裁判所の外の労働現場で今なにが起こっているのか、ドラマ仕立てで学習をしました。労働基準監督官の座談会でも様々な局面で「立法の不作為」を強く感じるなど、「偽装請負」「偽装雇用」「偽装管理職」等使用者が労働法規制を免れようとしている実態が横行し問題視されていること、1954年に最高裁が提案した4号調整をつける代わりに「超勤手当を支給しない」「労働組合から脱退」との提案も、マクドナルドの偽装管理職と根底は同じで、最高裁が50年前にやろうとしたことが今世間で行われているとの指摘がありました。
 本題の10大事件簿では、国公青年部時代に経験した包囲行動の極意、大阪時代では、調整手当改悪闘争で人事院事務局に「念書」を書かせたり、本院の参事官につめ寄ったりと、武闘派の称号をさずかった思い出。国公労連本部時代では、3月分の給料等が遅配になったとき政府を検察庁に告発したこと等役員をやっていないと体験できない、激動的で興味深いものばかりでした。
 おわりにとして、国公労連の特徴が国のお膝下の組合であること、職場を基礎にした運動が大切であること、愛とロマンの魅力ある組合役員をめざして、何事にも果敢にチャレンジしよう、と締めくくられました。

中田講演
元気がでる労働組合教室 労働組合ABC
 まず、「働くとは」では、国民に役立つこと、仕事のなかで成長することだと指摘されました。働きがいを奪う社会のしくみをあげ、その中で人間らしく働き生きたいという願いをサポートするのが労働組合とされました。
 「労働組合とは」では、労働組合誕生の歴史、たたかいによって、労働組合を合法化させてきたこと、等の話がありました。
 労働組合の性格では、誰でも加入できること、男女の別なく加入できること、正規もパートも加入できること、思想信条に関係なく、組合が嫌いでも加入できること等を上げられました。
 労働組合の役割として、賃金、労働時間、職場の身近な要求等の経済的なたたかい、公務員攻撃、社会保障制度、税金、労働法制等の改悪等の政治的なたたかいとこれらのたたかいを進めていく上で学習と教育が重要であること、知が力となり、無知は無力であることが強調されてました。
 労働組合の運営として、ひとり一人が主人公であり、職場の要求をきっちり「聴い」て、相手のこころをつかむように聞くことが重要。組合に対して不信を抱く仲間には語り合うことで解決を図ること。不満、不安、怒りは言葉ではないが、要求として言葉にしていくのが組合の役目だとされました。
 安倍内閣はノーを突きつけられて退陣したが、それに代わる政治をどう切り開くのか、国民の選択が明らかになっていないこと、その中で労働組合への期待が大きくなっていること等の指摘がありました。
 「いま労働組合が輝くとき」として、世界も日本も激動の時代、政治を変えるドラマをつくる感動の舞台に一緒に立ってみよう、今こそ労働組合の光で職場を照らそう、学習を力に運動をすすめていこう、で結ばれました。
 
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銀座にこだまする「貧困なくせ!」の声
2.13中央行動に3500人
 
 2月13日、全労連・国民春闘共闘などが呼びかけた「なくせ貧困! 2・13総行動」の一環として、「08春闘第1次中央行動」が行われました。最低気温が零度と今年一番の冷え込みで、強風が吹きすさぶ中、青年、女性そしてパート・フリーターなど非正規労働者を中心に、力と元気のこもった行動となりました。
 日比谷野外音楽堂での集会、厚労省・財務省・総務省前での要求行動、銀座パレードの後、日本経団連前集会で締めくくりました。
 集会では全労連の坂内三夫議長が「すべての国民に健康で文化的な最低限度の生活を保障する、貧困撲滅の国民運動をつくろう」と訴えました。
 財務省前では、田邉書記次長が裁判員制度に向けて予算の増額を訴えました。
 銀座パレードでは農民のトラクターを先頭に、色とりどりの風船を持ったパート労働者、法被を着た年金生活者、手作りの仮装などさまざまパフォーマンスを繰り広げて市民にアピールしました。
 
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