中部地連 重点課題が前進 プレート中止し報告集会 中部地連は、諸要求期での最高裁回答の到達点を各職場の要求実現に結びつけるために、増員要求署名等にとりくむとともに、12月21日の昼休み職場大会と引き続く午後半日の独自プレート行動を背景として高裁当局を追及してきました。 その結果、裁判員選任手続開始まで1年を切っている段階で明確な人的態勢や事務処理態勢が示されなかったことや北陸の人員配置姿勢等、当局回答に不満部分もあるものの、重点課題として掲げた課題などの様々な職場諸要求について、前進局面が見込めるだけの高裁当局の努力姿勢を評価し、昼休み職場大会と引き続く午後半日のプレート行動を中止し、同日昼休み報告集会を各支部で開催しました。 回答の不満部分については、今後、更なる当局の努力姿勢を追及していくとりくみが重要となります。 九州地連 人員で前向な回答 プレート中止し報告集会 九州地連は、一二月二一日に午後半日のプレートをかまえて増員・欠員補充や昇格・異動等の要求前進をめざしました。 今回の高裁交渉では、過払金返還請求事件の増加で繁忙度が高まっている民事立会や裁判員制度導入に向けた刑事部の増員をはじめ、昨年に引き続き家裁の人的整備を訴えました。 高裁は、具体的な部署に言及しつつ人的充実について最大限の努力姿勢を明らかにし、裁判員制度に関連した広報・用度等の事務局への手当てや調査官の増員・減員阻止についても前向きな回答がありました。 また、行(二)職の転官受入庁についても、組合側の主張が反映された形になっています。地連執行部は、そうした当局の姿勢や要求に対する到達点、各支部の意見等を総合的に判断し、今回の地連プレート行動は中止し、昼休み報告集会を実施することとしました。 近畿地連 査定昇級 一定歯止め プレート中止するも4月期に向けさらに追及 近畿地連では、11月9日高裁事務局長と、29日高裁長官とそれぞれ交渉を実施しました。 高裁当局は、多くの要求について私たちの主張を正面から受けとめ、引き続き労働組合の意見を聴くとともに、昇格、超勤縮減、健康安全管理の充実、全う希望の行(二)職員の処遇維持などの実現に向けて努力する姿勢を示しました。 次世代育成支援対策についてはチャイルドプランシートの活用にも言及し、また、査定昇給について安易に下位判定を出させないための一定の歯止めとなる回答もかちとることができました。 地連では、交渉での回答を受けて12月20日に配置した独自プレート行動を中止しましたが、職場の要求からすればまだまだ不満な部分もありますから、今回の交渉を一つの到達点として、4月期に向けて、前進部分の具体化と不満な部分の改善のための運動を進めていきます。